2021.01.22
良いダイヤモンドの選び方とは?
ジュエリーデザイナーの高祖です。
宝石の王様と言えばダイヤモンド。
ではどうやって選べば良いかご存知ですか?
婚約指輪、ファッションジュエリーなどなど
選ぶ基準はいろいろあると思いますが、
ダイヤモンド選びには4Cという、品質を示す、世界的な基準があります。
ダイヤモンドの4Cとは
カラット(Carat)
クラリティー(Clarity)
カラー(Colore)
カット(Cut)
の以上の4つで、それぞれの要素の頭文字に「C」がつくことから「4C」と呼ばれています。
これはGIAという、宝石の鑑定、鑑別、教育を行うアメリカの機関が作った基準です。
GIAの鑑定書がついたダイヤモンドは信用できるものとなります。
4Cについてそれぞれご紹介いたします。
①カラット(Carat)
カラットは「大きさ」ではなく「重さ」です。
1ct=0.200gで、カラット数がますほど希少性が増します。
原石のダイヤモンドのほとんどは1ct未満のものなので、
大粒のものはとても希少です。
ちなみに婚約指輪のダイヤモンドの平均は
0.2〜0.4カラットが多いようです。
②クラリティー(Clarity)
クラリティは透明度を示します。
透明度というのは、ダイヤモンドの内包物(インクルージョン)の「種類」や「量」、
「大きさ」、「位置」によって変わってきます。
内包物の種類は線に見えたり、黒の点に見えたりするものがあります。
このクラリティの評価は11段階あります。
Fが内包物なし、I3が内包物が多いという数値になります。
これは、熟練したグレーダーが10倍のルーペで見て、
どのくらいの内包物(インクルージョン)が見えるかを示しています。
ちなみに、表の「VVS」とは「Very Very Small」の略になります。
③カラー(Color)
カラーというのは、そのダイヤモンドがどのくらい無色に近いかという基準になります。
無色に近いほど値段が高く、黄色みが増してくるほど値段は下がってきます。
DEFは無色、Gから徐々に黄色みが増していきます。
シルバー色の地金にのせる時は、黄色みが目立つので
DEFランクの物が良いです。
④カット(Cut)
ラウンド・ブリリアント・カットという58面体のカットの時に適応される評価になります。
ハートや雫型などファンシーシェイプには適応されません。
アイデアルカットという理想的な形に近いほど、良いとされています。
一番良い評価から
Excellent→Very Good→Good→Fair→Poor(悪い)
になります。
ExcellentかVery Goodが良いです。
Excellentの上に3Excellent(トリプルエクセレント)という評価があります。
これは
「カットの総合評価」「研磨面」「対称性」、すべてがExcellentという評価です。
ダイヤモンドの要素の1番重要な評価はカットになります。
なぜかと言いますと、ダイヤモンドの1番の魅力とも言える「輝き」を引き出してくれるのがカットだからです。
上からの光が、ダイヤモンドの中で反射して、私たちの目に入ってきます。
カットが悪いと、反射されず輝きが鈍くなります。
良いダイヤモンド
以上が良いダイヤモンドを選ぶ時の基準、4Cです。
地金の色みによっても、ダイヤモンドの見え方は変わってきますので、
評価のバランスを見て、ジュエリーとして最高の姿に見えるのも大切ですね。
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